おはようございます☀
本日は鍼灸による免疫力向上について
新型コロナ感染予防の為、鍼灸師としてできることはないか?
時間はたっぷりあるので学び直してみます
鍼灸師、柔道整復師はれっきとした医療従事者でございます
その為、専門学校や大学にて公衆衛生学や感染症対策などの知識はしっかりと学んでおりますので、常日頃よりこのあたりのことは充分に注意して施術にあたっております。
施術所を開設する際にも、消毒設備、換気設備、換気機能、衛生面など保健所の基準を満たしたうえで開設をしております。
手洗い、うがい、消毒、これらは以前より、当たり前におこなっていることです
上記同様、身を守るうえで大切な事として免疫力(体のバリア機能)を高めておく事もとても大切です
免疫力(体のバリア機能)が低下するということはウイルスや細菌に感染しやすい状態になっているという事です
感染症の症状があらわれやすかったり、感染してしまうと重症化しやすかったりします、またはほんの些細な接触でも感染しやすくなってしまいます。
どんな人の免疫力が低下しやすい?
・肉体的、精神的ストレスの多い方
・睡眠不足、不規則な生活
・栄養不良、栄養バランスが悪い
・高齢者
・糖尿病、がん患者
鍼灸刺激による免疫への影響
通常、私たち生き物は生体恒常性(ホメオスタシス)を安定した状態に保つために
内分泌系(ホルモン)、自律神経系、免疫系を常に働かせています
これら3つの系が相互に働いて反応の調節をおこなっています
・鍼灸刺激による自然免疫系の活性化
鍼灸刺激は感染の初期防衛機能として働く、①好中球や②単球/マクロファージなどの食細胞系と③T細胞、④NK細胞の増加や活性に働くとされている
また、鍼灸刺激が⑤サイトカイン産生を誘導する事により、免疫系の調節をおこなう可能性を示している。
①好中球
全白血球の40%~70%を占める、遊走能を持つ食細胞で細菌などを貪食する
約1週間ほどの寿命、死滅すると膿を生じる
②単球/マクロファージ
単球は大型の白血球で末梢白血球の3%~6%を占める、好中球の数倍の貪食能と数カ月に及ぶ長い寿命を特徴とする
マクロファージは単球が血管外へ遊出し分化し様々な形の細胞へと姿を変える
単球やマクロファージは抗原情報をTリンパ球に伝える抗原提示細胞としても働く
③T細胞
リンパ球、特異的抗原認識を担っており生体の初期防御として働く
④NK細胞
癌細胞やウイルスに感染した細胞に対して攻撃し、死滅させるリンパ系の細胞で自然免疫系の生体防御機能を有する
⑤サイトカイン
造血、炎症、免疫、発生において活躍する細胞間情報伝達物質である
上記の内容は現在、鍼灸のメカニズムとして今日まで研究されてきたものではありますが、これ以外にも多くの研究が現在もおこなわれています
少し難しい内容ではありましたが
解剖学、生理学の科学的観点から鍼灸に対しての有効性、可能性をこれからも学んでい行こうと思います。

鍼灸でココロとカラダ健康に😊
国分寺鍼灸整骨院
Comments