四十肩、五十肩と更年期障害との関係について
- 国分寺鍼灸整骨院 中野
- 4月15日
- 読了時間: 2分
四十肩(肩関節周囲炎)と更年期障害との関係について、より詳しく考察してみました!
【四十肩、五十肩とは?】
正式名称:肩関節周囲炎
肩の関節周辺の筋肉・腱・靱帯・滑液包などが炎症を起こすことで、痛みや可動域の制限が生じる状態。
40~60代に多く発症し、特に女性に多い傾向
(日常的に運動をしている人より、していない人の方が多いと感じます)
【更年期障害とは?】
主な原因:エストロゲンの減少
卵巣の機能が低下 → エストロゲン分泌が減少。
それにより、自律神経の乱れ・心身の不調が出やすくなる。
(男性の場合にはテストステロンの減少が原因かと考えられます)
【エストロゲンの役割とは?】
・骨や関節の健康を保つ
・血流を良くする
・炎症を抑える
・自律神経のバランスを整える
このエストロゲンが更年期に入ると急激に減少し、さまざまな身体のトラブルが起こりやすくなります。
【四十肩と更年期障害の関係】
関節・筋肉への影響
・エストロゲンの減少により、関節や腱の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなる。
・結果として、肩の可動域制限や慢性の炎症につながる可能性がある。
血流や代謝の変化
・エストロゲンの減少は、血流の悪化や筋肉のこわばりを引き起こす。
・これが肩まわりの筋肉や腱に負担をかけ、痛みを引き起こす要因に。
自律神経の乱れ
・更年期のホルモンバランスの乱れは、交感神経が優位になりやすく、筋肉の緊張状態が続く
・肩こり・筋肉痛が慢性化し、四十肩のような症状が悪化しやすい。
実際の医学的な考え方
四十肩は本来「加齢による関節構造の変化」が主な原因とされてきましたが、
更年期以降の女性に多く見られること、
ホルモン治療(HRT)で症状が改善するケースがあることから、
医学的にも「ホルモンの変化が関与している可能性がある」と考えられています。
対策
ホルモン補充療法
適度な運動
サプリメント、漢方薬
痛みのコントロール
3つのつながり
エストロゲン減少 → 関節や筋肉の炎症を抑えにくくなる
自律神経の乱れ → 筋緊張・血流悪化による痛みやこわばり
更年期の身体変化 → 四十肩などの整形外科的なトラブルが起きやすくなる
上記の様な流れで四十肩がになりやすいのではないかと考えられます。
今回は四十肩と更年期障害の関係性について考察してみましたが今後も深掘りして学んでいきたいと思います
今回はこの辺で
鍼灸でココロとカラダ健康に😊
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