
第二回なぜ気圧が変わると体調が悪くなる?|内耳と自律神経の関係

前回は
「そもそも気圧って何?」
というお話をしました。
今回はその続きです
「雨が近づくと頭が痛い」
「低気圧の日は身体が重い」
「天気が悪いとめまいがする」
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
そのカギのひとつが、耳の奥にある「内耳」です。
内耳は身体のバランスを感じ取る場所
耳の奥には「内耳」という器官があります。
内耳には、音を聞くための「蝸牛(かぎゅう)」だけでなく
身体の傾きや動き、バランスを感じ取る「前庭」という仕組みがあります。
そして、この前庭を構成する器官が、気圧の変化を感じ取ることに関係している可能性が研究されています。
つまり、
気圧が変化する
↓
内耳の前庭系が環境変化を感知
↓
その情報が神経を通って脳へ伝わる
という仕組みです。
そこから「自律神経」にも関係する?
ここが今回のポイントです。
前庭からの情報は、脳幹などに伝わります。
前庭系と自律神経系には神経的なつながりがあり、前庭への刺激が心拍や血圧などの自律神経調節に影響することが研究されています。
そのため、気圧変化をきっかけとして、
気圧変化
↓
内耳・前庭系が感知
↓
脳へ情報が伝わる
↓
自律神経系などの調節に影響する可能性
↓
身体のさまざまな反応
ということが考えられています。
だから「天気痛」を感じる人がいる
気圧変化への反応には個人差があります。
同じ雨の日でも「何ともない」という人もいれば
「頭痛がする」
「めまいがする」
「肩がこる」
「身体がだるい」
「眠くなる」
という人もいます。
また、気圧だけが原因とは限りません。
睡眠不足、疲労、ストレス、首や肩の筋肉の緊張、もともとの頭痛やめまいなど、さまざまな要因が重なって症状が出ることがあります。
「低気圧だから悪い」とは限らない
ここも大切なポイントです。
身体にとって重要なのは
「気圧が低いこと」だけではなく、「気圧がどのように変化したか」
ということ。
例えば、
1013hPa → 1000hPa
と気圧が変化すれば、身体を取り巻く環境も変わります。
反対に、1000hPaという低い気圧でも、その状態が安定していれば、必ず体調が悪くなるわけではありません。
「低気圧=体調不良」
と単純に考えるのではなく
「気圧の変化に身体が反応し、その反応の出方には個人差がある」
と考えるのが自然です。
国分寺鍼灸整骨院では
当院では、「天気が悪いから」という理由だけで症状を判断するのではなく、
・睡眠
・疲労
・ストレス
・首肩の緊張
・身体の冷え
・生活リズム
なども含めて、お身体の状態を確認することを大切にしています。
鍼灸や手技によって筋肉の緊張を緩め、リラックスしやすい身体の状態を目指すことで、天候変化によって症状が出やすい方の身体のケアにつなげていきます。
「雨が降る前に頭痛がする」
「天気が悪い日はめまいがする」
「低気圧の日は身体が重い」
そんな方は、一度ご自身の体調と天気の変化を記録してみるのもおすすめです。
次回は第三回
「気圧による不調、どう対処すればいい?」
睡眠・運動・入浴・食事など、日常生活でできる対策についてご紹介します。
※強い頭痛、突然のめまい、手足の麻痺、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、天候によるものと自己判断せず、医療機関を受診してください。



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